RDF Site Summary
RSS2.0 PodCast

2005年12月21日

祭りの後で。

自分の作品を著作物と呼んだのは
おそらく今年の12月2日が初めてだったと思う。
普段なら使わない単語なので「著作物の使用に関して。」
の記事を書きながら違和感を覚えた。
文章等には比較的よく使われるように思うが音楽にはどうだろう。

「らじろぐグランプリ」の目的のひとつであった
著作権に関する理解は深まっただろうか?


もちろん深まったにちがいない。


そして知れば知るほど、なんとも奇妙な感覚に
襲われたのではないだろうか?
音楽を普段通りに楽しむ行為がネットに関わったとたん
違法性を帯びる不思議。
合法にしようとすれば金をむしり取られる不思議。
あるいはデジタル複製技術がこれほど広く普及しながら
複製してはいけない不思議とか・・・。

いったい僕の住んでいる世界はどうなっちまっているんだ?

僕が苦々しく思いながらも現行法に従うのは
店子として「らじろぐ」を追い出されちゃかなわんし
大家に迷惑をかけるのも、つまらんといった理由だ。

舌打ちのひとつもしながら出来の悪い法律とその運用を眺めながらも
どうにか踏みとどまっているのは、それなりの動機があるってことだ。

現行法はあまりにも著作者の権利保護に偏りすぎていると思う。
それは著作者本人の意向以上に
流通、営業、販売等の周辺でたずさわる人間の利益を
必要以上に強化しようとしている印象が否めない。
著作権法という看板に偽り有りじゃないか
いったいどこまでを著作者と認めればいいんだ?


おそらく、この先「らじろぐ」で世話になっていこうと
思っておられる方々は、このへんを心得ておられるであろう。
その意識の高さは運営者側を驚かせる程だしね。

新しく登録して、これから「らじろぐ」を始めようとする方々は
知らずにあの地雷を踏んでしまうんだろうな・・・
自分のお気に入りの曲を他の誰かに聴いて欲しくて
mp3でかけてしまったり、料金を払わず演奏したり

なんて意地の悪い引っかけ問題なんだ!

音楽への愛情こそあれ悪意なんて全然無いのに
注意をする方もされる方も、おそらくは「なんだかな〜」って思いながら
渋々、納得のいかないルールに従ってゲームを続けるわけだ
審判の冷たい表情を窺いながら・・・。


だけど悲しいかな「らじろぐ」を公平に楽しむためには
この「なんだかな〜」が今のところ一番ましなやり方ではあるんだよな。


おそらく最初の頃、「らじろぐ」運営側も著作権法に関して認識が
甘かったんじゃないかと勝手に憶測している。(失礼!)
そりゃこっちはそれ以上に甘かったわけで
今回はいい経験をさせてもらった。


普通に生活していて
著作権法に精通している人間なんて
そうは、おらんよな。


依然として著作権法は「らじろぐ」の
アキレス腱ではあることに変わりないけど
今回のグランプリで相当アキレス腱は鍛えられたことだろう。
ちょっとやそっとでは切れたりしないな。
互いに成長するってのはそうあることじゃない

・・・奇跡みたいなもんだ


それとは別にあらゆる表現活動は
多大なる過去の表現活動の延長線上にあり
まったくのオリジナルなんてありえないはずだ。

かくいう僕の曲の数々も、この手の音楽に詳しい人ならば
ネタ元がバレバレだと思う。指摘されるまでもなく否定しませんよ。

著作物の所有権や独占権の強化は文化的な伝承の断絶を招きかねない
なにごとも程々ってのは大事なことじゃないか?



音楽を愛そう

同じように音楽を愛する人を

私は愛そう

素晴らしい音楽を

この世に送り出してくれた作者に

敬意を払おう

そして、これらの人々を

傷つけ収奪しようとする

すべてのものを

私は憎もう

街角のサンタクロース.jpg

ダウンロード用リンク
「街角のサンタクロース」
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://radilog.jp/tb/10772