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2006年12月29日

年末の御挨拶。

正月門松は冥土の旅の一里塚

めでたくもあり めでたくもなし

               一休


時間は後戻り出来ない。
昨日はもとより数秒前にだって戻るコトなんて出来ない。
都合上、区切った暦をなぞってみて
感傷に浸ることは出来ても
再び過去を生きることなど出来はしない。
新しいことを始めるのに全てが手遅れのようにも思えるし
今からでも遅く無いという気にもなる。


環境と資質、それに偶然に支配されながらも流れていく時間というやつを
自らの意志決定で方向付ける死ぬまでの期間を
”人生”と呼ぶわけだが、まぁ特別な意味があるってわけじゃない。
誰もがそうしていることだし・・・。

出会いというものがいつも素敵な世界への扉とは限らないし
それが不快なものであっても生きていくうえでの都合上必要であれば
引き受けていかないことにはどうにもならない。
この地上で寝泊まりする為の最低条件というやつだ。
雨の日にだって笑って過ごせる時はあるのだ。
それでも毎日、泣きっ面でいた方が楽で都合がよいというのであれば
それも一つの有り様として否定すべきものでもない。

今年は自殺という行為がやたらと話題に上り
そのことがあれやこれやと議論されたり騒がしいのだけれど
自らの意志とはいえ”死”を選択した人間の決定を
肯定してしまうのは気が引ける。
かといって私自身が命の尊さにそれほど確信があるわけでもないので
「一度、失うと元に戻せないことでもあるから、やめとけ!」
ぐらいのことは思いつくものの
これから死に向かおうとする人間を
この程度の言葉で引き留められるか?というとはなはだ疑問だ。
無力感に苛まれつつも一応
それでも繰り返し「死ぬなんてやめとけ!」と言うことにする。
原因は様々なんだろうけど・・・。

誰かが誰かの自殺を止められなかったと非難するのは
正しくも学級委員長のようで多少のガス抜きも出来ることであろうし
ありがちな馬鹿の一つ覚え的正しさとして
なるほど当事者でないということは楽して偉そうに出来て
なんとも、いやはや・・・それでは、貴方や私やその他の誰かなら
誰かの自殺を止められたのか?ということには、
まぁ、いつも通り「気が付かなかった。」ことにしておきましょうか?
正しさの立ち位置で誰かを非難する味は堪えられませんな、御同輩!

死に対して肉親、友人が悲しむのは当然であるし
貧困や戦争で失われていく命に心を痛めるのも解る。
そうはいっても冬場の光熱費は気に掛かるし
年末のテレビ番組の予約録画のことを考えている時は
そういったことは気にしないことにしている。
あ〜スミマセン。私は正真正銘のろくでなしです。

皆が皆、”いいひと”を思い描き”いいひと”を目指すのは
健全でありつつも、あまり魅力を感じない。
だからといって
高級装飾品を売りつける方便としての”チョイ悪”に乗っかってる
間抜けさは愛おしくあるが、そんなことで愛されたかぁない。
”似合ってない”ということが犯罪でなくって
本当に良かったと思うクリスマス後の風の強い真夜中である。

今年を振り返って年末の御挨拶にかえるつもりで
相変わらずまとまりもなく、グダグダと書きましたけど


皆様、よいお年を!よい出会いを!
そして困難に挫けない我慢強さと信念を!

生きてりゃ、もうちょっとましなこともありますよ・・・たぶん。

2007年1月8日あ〜しまった!一休の狂歌の引用を憶え間違いしておりました。
訂正しておきます。

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