やっとの思いで仕事を片付けて
郷里に辿りついた。

郷里に辿りついた。
せっかくの休みだというのに
飲んだくれてばかり
良く晴れた日
父親に誘われて釣りに出かけた。
カレイ狙いのはずだったが
結果は・・・
風も波もおだやかな瀬戸内の夕暮れに
冷気を感じ始めた頃、近くを歩いてみる。
明るく振る舞おうとして
場違いになってしまった奇妙な配色や
時の流れに蝕まれた
その諦めを隠そうともしない町角は
神を祭り
かろうじて過去からの繋がりを主張する。
その青さに、まだ酔いしれる冬の空で
白い月が輝きの準備を始める。
僕は、ずっと考えていた。
そして、今も答えを出せないでいる。
新しい年・・・。
始まりは、いつも賑やかで騒がしく
希望が降りそそぎ、夢が語られる。
僕は、依然と変わることもなく
時々、振り返ってしまうけど
もう、悲しくはない。
・
・
・
