貯まったCDをiTunesに読み込ませている今日この頃です。
そんなことしながら思ったのですが
”音楽の話”というのは難しいという話です。
いやね、気心が知れた友人とか
自分の趣味を書き散らかしているブログとかはまだいいんですが
いままで”音楽の話”をしたことがなかった人に対して
自分の趣味を公開しなけりゃならん場面は
いささか困ったことが起きるという意味なんですけどね・・・
どういうことかというと
日頃、牛田からは音楽の話はしないようにしているのですが
何かの拍子に「いや〜"SMAP"の新曲はいいね〜」とか話をふられると
「はぁ、そうですか?あんまし聴いたことがないんで、解んないっす。」
なんて対応になってしまうわけです。
で、ここまでは良いとして、その後に「牛田君は最近、何、聴いているの?」
なんてことになると、これが困っちゃうわけです。
こういった善良な音楽ファンに対して例えば
「え〜最近は”R.Lバーンサイド”のCDを聞き直してます。」
なんて正直に答えて良いものやらどうやら・・・
(もしかして”山崎まさよし”繋がりで知っている人がいるかも・・・)
百歩、譲って”R.Lバーンサイド”を”B.Bキング”に代えたとしても
オソラク九分九厘、話が通じないことが予想されるわけで
その名前を口に出した途端、気まずい空気流れまくり
(なに、マニアックなわけ解んないこと喋ってんだこのバカ!空気、読めよ!)
587ポイント減!なんて事態になっちまうこと必至なわけです。
まぁ、適当に話を合わせるのも良いとして、嘘つくのもなんですから
”エレファント・カシマシ”とか”RCサクセション”の名前を出しておくと
とりあえず深みに足をとらわれずマ〜ルク収まるかな?と・・・
「少なくとも大怪我はせんぞ!」っと思うわけです。
「あぁ、なるほど牛田君は、そっち方面なのね」
という理解さえ成立すれば良いわけで
正体不明のギター歪ましまくりのBluesミュージシャンの名前を出して
相手を理解不能に陥れる愚を回避出来ると・・・
もちろんどっちが偉いとか悪いの話ではなくて
趣味が違いすぎて交信不能なっちまうというのが問題なわけで
スポーツの話題にもかかわらず
中日ドラゴンズのファンにセパタクロウを説明するよりも
3.8倍、説明困難!みたいな話です。
更に困るのは相手がなんの情報も与えてくれず
「牛田君、最近どんな音楽を聴いてるの?」なんて場合です。
まぁ相手との付き合いの度合いや年齢その他アレコレを頭の中で
グルグル掻き回しながらどのカードを出したら
会話が滞りなく、嘘をつくことなく終わるかと考えるわけですが
仕方ないので牛田はこんなとき
”ニール・ヤング”の名前を出すことに決めています。
そこそこ有名で実際に牛田が好んで聴いているからです。
(もう、これでダメなら、この入札は失敗だ!)なんて気持ちですよ
で、大概は失敗するわけですが・・・
まぁ、これが生粋のファンであれば口角、泡をとばして
いかに”ニール・ヤング”が素晴らしいかを相手に伝えるべく
エバンジェリストとして、その使命を全うするわけでしょうが
頭ん中グルグル状態の牛田にそれほどの情熱と覚悟があるわけじゃ御座いません。
おそらく音楽に限らず自分の趣味を
不意に公開せにゃならん場面というのがあって
人はココロ痛めるのでありましょう・・・
インターネットはそこんとこ良く出来ていると思います。
とここまでは日常に遭遇する
不憫な人間関係の話でしかないわけですが
全く興味がなかったり、知らない人に
別の趣味の音楽を説明するというのは
ほとんど不可能であります。
ミュージシャンにまつわるエピソードというのは話が出来ても
音楽というのは、そのものを体験しないと共通認識として成立しない。
”音楽”をその他の表現活動、”まんが””小説”"映画”なんかに
置き換えても似たようなことが言えると思います。
でも、言葉や文章に導かれることで出会う別の趣味や視点だってあります。
本当に自分の好きなものを上手く相手に伝えることが出来て
相手に別の扉を開くきっかけを与えられたとしたら
まさにそれはエバンジェリストとしての使命を全うすることになるのでしょう。
残念ながら牛田には、そんな資格も能力も無いので
日常の場面では入札に失敗してグルグルしているわけですが・・・
「本当にクリエイトしていくというのは、
エバンジェリストのごとく他者の精神を開拓していくことなんだろうな」
と思う残暑の続く盆踊り大会前日なわけです。
なんだか「燃料切れで南南西300km方向に不時着しました。」
みたいな結末で御座いました・・・。
